ふたばの発情
ふたばが来て1ヶ月弱。お腹の虫も治って無罪放免となり、ようやくひと段落かしら?と思っていた矢先、事件は起こりました。
ふたば、突然発情期に突入!
前触れなく(いや、あったかもしれないけど気づかなかった)、突然コロンコロンしだし、お尻フリフリ、うぉーんうぉーんと鳴き始めました。
『なんだか…おかしいの。我慢できませんなの!』
「どうしたのですかにゃ?大丈夫ニャ?」
コマちゃんも心配そうです。
実は11月の2日に手術の予定を入れてたのですが、そこまで待つのは到底無理!
これはいかん!と思い、慌てて病院に電話し手術の予約を取り直しましたが、その時点で三日後(10月21日)の予約しか取れず。
この状態が3日も続くのか…とげんなりしましたが、もうこうなったら止めようがありません(>_<)
昼夜問わず鳴き続け、飼い主もコマちゃんも寝不足。コマちゃんはその気もないのに襲いかかられ、困惑気味です。
夜、いつも通り2匹で暗闇の一階に放置しておくと、「うおーん、アンアンアンっ」というふたばの声がずーっと聞こえるので、一階の和室に布団を敷いて、私も一緒に寝ることにしました。
そして、発情から2日目の夜には、ちょっと目を離した隙に、とうとう二階寝室のお布団の上にオシッコをされてしまいました…!夜中になんてことを!しかも寒くなってきたからと数日前に出した羽毛布団に!!もう、家中てんやわんやです。
ヘロヘロになりつつなんとか3日をやり過ごし、そしてようやく昨日手術してもらう事が出来ました(泣)。朝イチでふたばを病院に送り込んだ時は本当にホッとしました。
寝不足だったコマちゃんは、いなくなったふたばを探すこともなくソファーで爆睡です。
そうだよね、コマちゃんも疲れたよね。私も寝不足で頭痛いよ。
あまりに気持ち良さそうに寝ていたので、そのあと目覚めたコマちゃんと膝を付き合わせて会議してみました。
飼い主:ねぇねぇ、ふたばの事どう思う?一緒にいて楽しい?それともやっぱりお世話大変かい?
「ふたばは可愛いですニャ。でもちょっとうるさいし暴れん坊ですニャよ。もっとちゃんと教育しなきゃダメですニャ!」
そっか、私もそう思うよ。これからも仲良くしてあげてね。教育お手柔らかにね。
なんだか悟りきった大人の表情のコマちゃんです。
それにしても発情したふたばの誘惑は凄かったねぇ。積極的でびっくりだったねぇ。
さて。そうこうしているうちにあっという間に夜に。そろそろふたばを迎えに行こうか。これで少し落ち着いてくれるといいのだけど。
(続く)
それぞれのおうち
ふたばがうちに来てから3週間が経ちました。
トライアルが終わり、うちの家族になった記念に、新しい首輪をプレゼントしました。
女の子なので、赤いリボン付きです。
さて。2匹のおうち事情ですが、初めは離して置いていたケージを、並べておくことにしました。居間の私達の居住スペースがどんどん狭くなっています。
コマちゃんと同じく表札も付けてあげました。ふたばの方は何となく和風にしてみました。
表札にはそれぞれの特徴が記されています…見えるでしょうか??
ふたばは一応ご飯は自分のおうちで食べてくれますが、おトイレは使ったり使わなかったり。そして三階部分はほとんど使いません。
むしろ大きくて立派なコマちゃんハウスの方が気になるみたいです。
『コマさんのいる所がいちばんたかくてうらやましいの。』
下から羨ましそうに上を見上げています。コマちゃんはなんかカッコいいです。
『入ってもいいかな…お邪魔しますなの。』
あ、ふたばがコマハウスの2階に侵入しました!
『ここに来たいの。』
そして3階までやってきました。
コマちゃんは少し迷惑そうです^^;
そして…
今回は追い出されたようです。
そうだよ、ふたば。コマちゃんのテリトリーを邪魔しちゃいけないよ。
それにそこはコマちゃんの城=たれみみの館……そこにいると、コマちゃんみたいにたれみみになっちゃうかもしれないよ!いいの?!
「お前もたれみみにしてやろうか!」
というデーモン小暮風の声がどこかから聞こえてきそうです。(わかる人はきっと私と同世代の方…)
という冗談は置いといて。
ふたばが羨ましそうにしているので、ふたばハウスを居心地いいように少しリフォーム。天井を取っ払い、狭かった三階部分を開放的にしてみました。
するとふたばがお部屋に入ってくれました。コマちゃんとはケージ越しにご対面。お互い手を出したりして遊んでました。
これで落ち着くかしら…と思っていたのですが、結局…↓
ふたばは諦めきれず何度かチャレンジ。一緒に寝させてもらえることになったようです。
『コマさんと一緒がいいなの。』
なんだか狭そうですが、いいのでしょうか。
やっぱり狭かったようで、寝方に工夫が(笑)。結局ふたばに甘いコマちゃんです。
以下、それぞれの主張。
『ここもいいけど、やっぱりコマさんの所がいちばんたかくて羨ましいの。あそこで寝たいの!』
そんなウルウル瞳で訴えられても…。
「ふたばが来ると狭いのですニャ!ゆっくり慣れませんニャよ。どうにかしてくださいニャ!」
そんな不機嫌な顔で怒らないで下さいよー(泣)。
今後、どうなるのでしょうか。
トライアル終了。そして…
先日、ミケちゃんの2週間に渡るトライアルが終了しました。
幸いにも、コマちゃんとは早い段階から仲良くなってくれましたが、それでもこの2週間はやっぱり色々ありました。
同じニャンコなのに、コマちゃんとは何もかもが違いました。
子猫なので、まずとても元気!猫じゃらしとかボールとか、こんなに食いつくんだ!とびっくり。コマちゃんの為に買ったけど使ってもらえなくて箱にしまい込んでいたものが、陽の目を見ています。しかし、子猫の体力は無尽蔵…こちらがやめない限り永遠に遊び続けそうです。
そしてよく鳴く。コマちゃんはほとんど鳴かないので、新鮮ではあるのですが、何をして欲しくて鳴いているのかよくわからなくて…頭を悩ませる日々です。
またミケちゃんは基本人懐こいと思いますが、やっぱり元野良さんなので、警戒心が強いところがあります。後ろから急に抱っこしたりすると、驚いてバリバリっと…。なので、私の手や腕は生傷だらけです。
まぁ、驚かせる私が悪いのですが、コマちゃんはどうやって抱っこしても「ダラーン」と無抵抗でそれに慣れてしまっているので、ついつい。
そして可愛らしく愛嬌もありますが、強気でわがままなミケちゃん。病院に連れて行った時も、先生から「この子は勝気なお嬢様タイプですねぇ(笑)」と言われる始末。「これはコマちゃんの方が色々我慢してるからもしれないですねぇ。」と言われ、コマちゃんの尿検査をしたところ、案の定血尿が出てしまいました。
やっぱりどれだけ仲よさそうに見えても、それなりにストレスがかかっているんだと、ちょっと落ち込みました。
そのほか、ご飯問題やおトイレ問題、そして虫問題など…新しいネコさんをお迎えするのは大変だなぁと実感した2週間でした。
そんなこんなで、私自身色々と悩みましたが、ミケちゃんが我が家に慣れてくれ、私たちにも懐いていること。そしてなによりもコマちゃんと仲良くなってくれて、この子が居なくなったらコマちゃんが寂しいと思うんじゃないか、という結論に至り、正式にミケちゃんを我が家の家族としてお迎えする事に決めました!
名前は…ミケちゃん(仮称)改め、「ふたば」です。これから2人と2匹で仲良く暮らしていきたいと思います。皆さま、どうぞ見守ってやってください。
ふたばは和猫なだけあって、和室がとても似合う気がします。ふたばも和室が大好きです。
こちらはソファーで。なんとも猫らしい寝方をします。
たまに苦しそうな格好で寝てます。コマちゃんはお腹がつっかえて出来ないであろう…。
そして初めて見ました。ごめん寝!
そしてアンモニャイトまで!
色んな表情を見せてくれるふたば。これからコマちゃん共々よろしくお願いします。
今日は2人で仲良くお外見。大きさの違いがよくわかります。
お友達 10日目〜12日目
トライアル10日〜12日目の様子です。
母がミケちゃんに会いにきました。ミケちゃんがうちに来て初めての来客。警戒心の強いミケちゃんはどんな様子でしょうか。
ミケちゃん、母と初対面です。
『!?』
ちょっと驚いたようなお顔をしています。お目目が三白眼です。
『誰なの??おうちの人なの?え?おばあちゃん?』
逃げるかと思いましたが、大丈夫でした。ちょっとよそ行き顔でご挨拶です。
母はニャンコ大好き!自他共に?認めるニャンコマスターでもあります。
「ちっちゃーい、可愛い❤️美人さん!」と早速ミケちゃんを手なづけにかかりました。
「遊んでくれるの?♫」
猫じゃらしで楽しそう。ちょろいな、ミケちゃんよ…。
そしてすっかり母にベタベタです。
『おばあちゃん💓』
何、その甘えん坊な感じ!
ミケちゃんはコマちゃんに比べると甘えん坊な感じがします。まだ子供だからか女の子だからか。接し方ひとつとってもコマちゃんとは全然違うので、やっぱり個体差って大きいんだなぁと思います。
結局出会って初日の夜から、おばあちゃんといっしょに寝たミケちゃんなのでした。さすがニャンコマスター!
母はコマちゃんとミケちゃんの様子にも安心したようです。
「心配しなくても仲良くやってますニャよ。」
ほんと?大丈夫?コマちゃん無理してない?
ミケちゃんは甘えん坊な反面ワガママさんなところもあるので、まだ若干心配している飼い主です。
…それにしてもコマちゃんのおてて可愛い。握るしか…ないっ!!
こうしてトライアルの2週間はあっという間に過ぎて行きました。
お友達 9日目
トライアル9日目の様子です。
おうちにすっかり慣れてきたミケちゃんは、ソファーで寛ぐのがお気に入り。たまにソファーの背もたれの上に寝てたりします。
『気持ちいいですなの…(すぴっ)』
そんな狭いところ寝にくくないのかなぁ。
いつものようにソファーに登ってきたミケちゃんを何気に見てると、お尻から白い紐のようなものが出てる?!?!
これって虫なんじゃ?!
焦った私はもっとよくお尻を見ようとしましたが、ミケちゃんが暴れてしまって、その隙に白い虫のようなものは見えなくなってしまいました。
でも確かに虫だった…。トライアル始まる時はもう虫は駆除できているということで預かったのに。
ミケちゃんも心配だけど、毛繕いしたり同じトイレを使っているコマちゃんも心配。
ということで、急遽ミケちゃんを病院に連れて行くことにしました。
あいにくの月曜日で病院は大混雑。病院という怖い場所で慣れないキャリーケースに長時間閉じ込められたミケちゃんは、とうとうオシッコをプシャーっとしてしまい、ケースの中もミケちゃんもオシッコまみれ…。
泣きそうになった飼い主ですが、病院の方が優しくキャリーを洗ってくださって帰るまで乾かして下さって…ほんとに感謝です。
そしてようやく診察。ミケちゃんにはプロフェンダーを投与し、コマちゃんにも念のためレボリューションをもらって帰ってきました。
とっても疲れた1日でした。虫さん早くいなくなりますように……。
「お疲れ様でしたニャ。コマちゃんみたいにひと休みひと休み…。」
コマちゃーん。コマちゃんの寝顔は最高の癒しだよ(泣)。
毛繕いは拒否しても、やっぱりコマちゃんのことが大好きなミケちゃん。
お尻に張り付いているのが可愛いです。
お友達 6〜8日目
トライアル6〜8日目の様子です。
ご飯やおトイレのことで飼い主を悩ませながらも、それ以外は大きな問題なく過ごせるようになりました。2匹での長時間のお留守番もできるように。
追いかけっこや取っ組み合いは相変わらずですが、次第にコマちゃんのミケちゃんへの愛情が表現されるようになりました。
「ちゃんとキレイキレイしなきゃダメニャよ?コマちゃんがやってあげますニャ!」
ミケちゃんが可愛くて仕方ないのか、まるで子供だと思っているのか、甲斐甲斐しく毛繕いをしてあげています。あぁ…コマちゃんがこんなに世話焼きさんだったなんて、ママ知らなかったよ。
微笑ましい光景ですが、コマちゃんは結構しつこいので、ミケちゃんはだんだん飽きてきます。
「まだ終わってないですニャよ!」
コマちゃん、完全に拒否られてます。見ようによっては、青年コマちゃんが、まだ年端もいかないミケちゃんに襲いかかってるようにも見えてしまいます(汗)。こ、コマちゃん、無理強いはいけないよ?
とうとうミケちゃんの我慢がきかなくなり、反撃に出ました。
コマ「何するのですか!痛いニャ〜〜…」
ミケ『しつこいのは嫌なのー!もういいのー!垂れてるお耳を噛んでやるなの!』
コマちゃん、すんごいお耳を噛まれてます(笑)チャームポイントのタレ耳さんが、かわいそうなことに。
でもそれでもミケちゃんを離すことなく、じっと耐えてます。
そんなに毛繕いしてあげたいのか…。
コマちゃんの、意外に世話焼きな一面を垣間見れて楽しかったと共に、なんだかミケちゃんに嫉妬してしまう飼い主なのでした。
飼い主の悩み
ミケちゃんを迎えて日曜日で1週間が経ちました。ミケちゃんもすっかりお家にも、コマちゃんにも、私達にも慣れてくれたようです。
『ここはわたしのおうちなの。』
リラックスしてますな(笑)
コマちゃんは振り回されながら、でもお兄ちゃんとして面倒を見てくれている感じでしょうか?ミケちゃんが来て、コマちゃんの運動量が格段に増えました。コマちゃんが少しでも楽しいと思ってくれているなら、それが1番嬉しいことです。
「面倒を見てあげていますニャ。」
ありがとうコマちゃん!コマちゃんはいいお兄ちゃんだよ。
予想以上に早く馴染んでくれて何よりなのですが、飼い主を悩ませる問題・心配がいくつか発生しています。
●その1 ミケちゃんがコマちゃんのご飯を食べてしまう。
コマちゃんには膀胱炎防止の療法食、ミケちゃんには子猫用のフードをそれぞれのケージの中で与えています。ミケちゃん、初めは自分のフードを食べていたのですが、最近はコマちゃんのフードを食べたがるように。食べているのを見つけた時は注意するのですが、私のいない隙にも食べていると思われます。
ミケちゃんはなんでもコマちゃんの真似をしたいのでしょうか。療法食でそんなに美味しいわけではないと思うのですが…。
コマちゃんは一気食いでは無く、気が向いた時に少しずつしか食べないので、フードはお皿に常に入ってる状態。お皿を片付けることが出来ないので、ミケちゃんの行動を制限するのが難しい所です。一緒に食べられると、それぞれがどのくらいご飯を食べているか把握できなくなるし…うむむむ。2匹とも自分のご飯を一気に食べてくれたら良いのですが…。困っています。ちなみにコマちゃんがミケちゃんのフードを食べることはありません。
●その2 ミケちゃんがコマちゃんのトイレを使ってしまう
ご飯以上に頭を悩ませているがおトイレ問題。現在、コマちゃんとミケちゃんのケージにそれぞれ1つずつトイレを置いています。
ミケちゃんは自分の所とコマちゃんの所を両方使ってしまいます。どちらかというとコマちゃんトイレがお気に入りのようです。
コマちゃんはミケちゃんが使っても文句も言わず、あまり気にしていないようです。ミケちゃんが使った後でも平気で用を足します。
コマちゃんが嫌がってないのが不幸中の幸いですが、飼い主にとっては2人のオシッコ・ウンチの管理が難しくなるので、なんとしてでもやめてもらいたいところ。
特にコマちゃんは膀胱炎を頻発するので、オシッコはしっかりと把握しておきたいのです。まぁ今はオシッコの大きさで大体どちらのものかわかるのですが…ミケちゃんが大きくなってくると難しくなりそうです。
そしてミケちゃんは元野良さんなので、お腹の中に虫がいたりします。お薬をつけてますが、まだ完全に退治しきれていません。なので、同じトイレはなんとなく心配なところです。
『私は自由なの。』
いやいや、自由すぎるでしょ!ダメだよ、ちゃんと自分のところを覚えないと!
「コマちゃんは気にしてませんニャー!」
そうみたいだね^_^; でもミケちゃんにご飯奪われちゃうよ?それでもいいの?ちゃんと躾けて下さいよー(泣)
ご飯にしろおトイレにしろ、一日中見張ってるわけにはいかないので、今のところ解決策が見つかりません。多頭飼いはこうなってしまうものなのでしょうか。やっぱり1匹の時とは違う悩みが出てくるものですね。喜びも悩みも2倍です。